2012年5月17日木曜日

【 同潤会再考 】 参照閣議決定リンク

高橋 幹夫 【 同潤会再考 関東大震災被災者住宅供給と義捐金浪費 】 ( 20120610発売予定 )

■■■ 参照 閣議決定 リンク ( 国立公文書館 ) ■■■






 「義捐金処分ニ関する件」(大正14年8月26日)



【 同潤会再考 】 参照新聞記事一覧 その他関連記事

高橋 幹夫 【 同潤会再考 関東大震災被災者住宅供給と義捐金浪費 】 ( 20120610発売予定 )

■■■ 参照新聞記事一覧 その他 関連記事 ■■■


   1924(大正13)年
315日 国民 地代の高い東京に蜂窩生活を 是非発達させたいと新帰朝の森本静子夫人語る
315日 日日 之からの生活はアパートメントハウスです 欧米の社会生活を研究して森本博士夫人帰る
315日 万朝報 森本夫人かへる アパートメントハウスの研究を遂げて 今朝のコレア丸で米国から
412日 時事 住宅課を新設して 住宅政策を確立 一三年度追加予算に計上
426日 読売 内務省で小住宅の建築 予算は三百万円
428日 万朝報 工場地域に住宅地を設ける 工業者の為めに
720日 国民 内務省社会局に 新設の住宅課 議会の協賛を得て 来月怱々実現
720日 日日 何を措いても震災地の住宅を解決したい 近く夫々活動を始める 内務省の住宅課
829日 報知 貸家はふえる 借りてはない 木材安でどしどし新築 これで自然に家賃も下らう
1029日 読売 住宅難に泣く労働者の為に 十年計画で全国各都市にアパートメントハウスを
127日 朝日 細民長屋を大島亀戸方面へ 本所深川の一万世帯
1210日 国民 住宅課が最後の大仕事に 家賃敷金の統一 度々手を焼いた借家問題解決の法案が近く成立か

1925(大正14)年
1月15日 時事 家賃安くなる許り 一割五分下る 郊外は畑の上に立腐る新築 昨年市外へ出来た三万六千七百戸 是からの店子は腕次第で安い家へ
64日 国民 貧民窟を立派な蜂窩式に 内務省から資金を借り 近く整理を断行
73日 朝日 ちっとも家賃の下らない 空家が三万五千六百戸 府が市郡に亙って実地踏査結果 ただし六月五日までの現状
923日 朝日 空く一方で貸家は立腐れ うるさい程の空き家 家賃も敷金も大直下
1015日 報知 先づ六大都市の細民街を三階の鉄筋洋館に 二十年後には全国に及ぼす 議会が通れば実施

1926(大正15)年
614日 日日 一変される住宅政策 六大都市の不良住宅を整理 理想的アパートメント建造 明年度から着手の意気込み

【 同潤会再考 】 参照新聞記事一覧 「集団バラック」関連

高橋 幹夫 【 同潤会再考 関東大震災被災者住宅供給と義捐金浪費 】 ( 20120610発売予定 )

■■■ 参照新聞記事一覧 公営仮設住宅「集団バラック」 関連記事 ■■■


1924(大正13)年

218日 朝日 碑文谷に文化村 バラック民の為めに 日比谷署とも了解成って
219日 報知 日比谷のバラックは三月中に立退く 居住者自身の手で ヒモンヤに新住居建設着手
417日 やまと 住宅交換の紹介を始める 貸家はなし借手は多し 悩み抜いた紹介所で
527日 国民 バラックに対し家賃取立て 一戸当り一円五十銭 六月一日から
815日 報知 日比谷や上野のバラックを撤廃するために社会局が生活調べ
828日 時事 バラックの整理は愈々実行に決定 昨日社会局に於ける協議会
828日 国民 電話まで引いて集団バラックに頑張る 愈々近く市で一斉に調査して 図々しい居住者を立退かす
828日 日日 バラック整理 方針決定
828日 読売 バラック整理協議 昨日内務省社会局で
926日 時事 貸家を探して バラックを追ふ魂胆 持て余した市役所 市営住宅も大急ぎ
926日 国民 集団バラックの立退先を補助金を貰って探す 市郡を十二区に分けて大々的に 戸口調査の方法で貸家貸間調査
926日 朝日 市内外の貸家貸間大調査 バラック民移転の為め 十月中旬一斉に行ふ
926日 読売 集団バラックの為めに市で貸間貸家探し 警察と協力して派出員を出す
1012日 報知 バラック整理に政府が手助け 住宅建築を急がせ貸家探しもやって
1031日 国民 芝離宮バラック八百戸 今朝烈風中に焼失 全滅に近かき大惨状 罹災民三千、再築許されず
112日 時事 府下へ行くのは困る 離宮バラック民哀訴 市でも困るが絶対許さない
112日 増上寺からは追立てられ行場のない罹災民 芝公園の空バラック使用も市が断然跳ねつく
117日 報知 バラック民の引越先見付けに市の保護課が市外に貸家を探し廻る
1119日 報知 「貸家貸間はありませんか」この特別紹介が非常に成績がよい 同潤会小住宅は不評
1119日 朝日 バラック民の為に社会局が空家探し 既に千余戸も発見 借る者より貸す者の方が多い
1125日 十二月二五日限りのバラック住民の運命 第一次の整理で立退を命ぜられる
1125日 来二十日限り いやでも応でも 立退かされるバラック民(神宮外苑、芝離宮、小学校等)
124日 時事 家財は運んでくれる 毛布も三枚づつ分ける 集団バラック二千八百世帯に 二十五日限り立退き命令
1213日 報知 厭でも応でもバラック立退 この二十五日限り 同潤会で二千世帯を収容
1217日 時事 芝公園のバラック 今朝取壊す 住んで居る人驚いて「まあ待って下さいー」 市から人夫と警官
1226日 国民 まだ立退かぬ集団バラック 来年一月迄延期して今度は愈よ取壊しする
1226日 報知 てこでも動かぬバラック民 約半数の千五百世帯 また立退きを延期
1226日 日日 年を越させて立退かせる 集団バラック
128日 報知 打壊さねば立退かぬ五百戸 集団バラックの整理に市の当局てこずる

1925(大正14)年
18日 時事 バラック立退 強制は十六戸 期日まで全部片づく けふ調べてみた警視庁
114日 国民 バラック立退は完全に行われた 三千世帯が昨日迄に 残部の引払命令は四月頃
116日 時事 今月中に移転命令 日比谷三角 五月には全部引越して区整始まる 整理模範を見せたい復興局の力瘤
117日 報知 残るバラックの立退きを断行 花の四月をひかへて気をもむ当局
129日 時事 六千六百世帯に愈々三月二十五日限りで集団バラック撤廃命令
129日 国民 六千の世帯へ 一斉に退去命令 三月二十五日限り立退けと けふバラック民へ
129日 報知 花時までには 公園を復興 六千六百のバラックに最後の立退命令
129日 日日 三月二十五日限り バラック総立退き 社会局から命令通達 現在かバラック六千六百戸
34日 報知 春を待つ公園の装ひ 三年ぶりで清々した市民の遊び場となる 公園課がいろいろな施設
36日 日日 集団バラックを金の力で追立てる 市社会局の窮策
36日 時事 花時を控えた公園のバラック 今月中に六千世帯を愈々綺麗に片づける 金も貸さうと面倒を見て
319日 時事 バラックを退けて花を咲かそう 期限二十五日 多数市民の為めに心よく立退いて呉れればいいがと気を揉む警視庁
325日 時事 花に背いて春を追はれ バラックも明日限りの上野其他 二十円からの土産を貰って立退く
325日 報知 震災の幕閉ぢにバラック民の記念大会 市の催しで四月二十日日比谷に あす限り六ヶ所が撤退
326日 朝日 まだ残る集団バラック 其の数二千九百世帯
49日 時事 動かぬバラック二千 五月中には必ず
49日 報知 貧民街を食止める出世村の施設 七年間収容して一本立に 市が三百五十万円で計画
49日 日日 貧しき一千世帯に「出世村」の福音 市が七ヶ年計画で 細民収容所
516日 報知 バラック民が思ひ出の会 この九月一日日比谷へ 十数万人が集まって スイトンを食ひながら観劇
612日 報知 古石場のバラック村に悲惨な人々の群 一人一日の生活費が二十銭 出世村の行悩に思ひやられる将来
627日 国民 集団バラックを引払った懇親会 思ひ出深い日比谷で
828日 朝日 思設けぬ三百万円で同潤会の大計画 鉄筋三階のアパートメント 八百戸を建設して 貧民街を一掃する意気込み 市では更に新しい出世村 頂戴した六十万円で深川古石場に 近く具体案を決定して
829日 報知 古石場の二千人に救ひの金三十万円 方面委員が奔走して一本立ちにさせる
829日 報知 市が細民のため使ふ 思ひがけない六十万円 古石場哀れな人々の救助と公設質屋の新設
1222日 読売 一日二十三銭が住む住めぬの境 二十四銭の生活者は家を失ふ 深川古石場の集団バラック 立退き問題

1926(大正15)年
10月7日 朝日 取払う古石場 残る四十五世帯 その二百五十人が社会局の苦労の種 他に住宅を建て収容か

1927(昭和2)年
217日 読売 古石場の罹災民百七十に内務省の立退厳命 震災後電燈や水道料は無料 食費まで給されていた連中 市社会局板ばさみ


【 同潤会再考 】 参照新聞記事一覧 東京府市住宅関連

高橋 幹夫 【 同潤会再考 関東大震災被災者住宅供給と義捐金浪費 】 ( 20120610発売予定 )

■■■ 参照新聞記事一覧 東京府・市の被災者住宅 関連記事 ■■■


1923(大正12)年
105日 国民 住宅三千五百戸を府市が急造して提供 市外隣接地に今年末頃に完成 家賃最高十五円店子権は抽選で
107日 日日 震災地の細民住宅 京浜への割当
1011日 朝日 細民の為に小住宅建築 半永久的のものを 市に二千戸 府下に千五戸
1013日 時事 現在の急造バラックは来春頃迄に取壊し 府市では各所に小住宅を建築 只適当の地所がないので大弱り
1018日 日日 バラックの五万人 立退が問題になった 細民住宅の建築計画 其他は借家増築奨励
1022日 日日 損害を蒙った府営住宅 内務省へ低資の無利子申請
1024日 国民 三千五百戸の細民住宅 罹災窮民の為に建設
1126日 時事 社会局の貧民長屋 場所も戸数も愈よ決定した 王子―吾妻町―月島―三ノ輪―浅草 貧民窟を一ヶ所に衛生と救済統一 現在のバラックからは家賃取立て
1128日 朝日 府市の小住宅 敷地の一部決定 あとは見当たらず当惑 笹塚を小な田園都市に


1924(大正13)年
113日 朝日 続々出来る小住宅 府市で建築
220日 報知 府市が小住宅建築 一畳四円もとる乱暴にあきれ 罹災者救助の目的で
228日 国民 月島に三百戸 小住宅兎も角建築
316日 日日 これで人間様が住めますかい 府で作った小住宅にバラック連が大憤慨
316日 国民 救護費で建てた 汚い府の小住宅 朝鮮の工夫長家を移して建てた六百戸
316日 都 罹災者救護の小住宅は薄暗くて丸で豚小屋 五十万円で朝鮮から借受けた古長屋を一戸十円で貸すとは府の処置に非難起る
316日 やまと はるばる朝鮮から工夫長屋を買込んで堀ノ内に建てた六百戸の小住宅 罹災者でも入り手がない豚小屋同様 府が救護費の無駄使い
318日 やまと 罹災民には豚小屋で結構 非難の的 堀ノ内の小住宅に 福永内務部長暴言を吐く 疑わしい買収費
410日 国民 模様替への通しの和田堀府営住宅 未だに六百五十戸立腐れ
410日 都 豚小屋を慌てて模様換へ 便所をつけるやら壁を張るやら 近く参事会で日と一揉め
423日 読売 バラック整理 小住宅五千戸案を協議
424日 やまと 月島に市営住宅 八月迄に百八十戸 猿江・玉姫其他の市有地に 年内に二千戸建つ
524日 国民 堀之内府営長屋 やつと出来上る 集団バラックの希望者を
615日 時事 細民にハイカラな洋風の長屋 場末数箇所に出来る 市で目下設計を急ぐ
717日 時事 集団バラックに悩む市当局 引越し先の小住宅は未だに目鼻もつかず
717日 朝日 小住宅 続々建築 集団バラックから移住の数問題
83日 時事 年内には小住宅 千五百戸を建てる 主に罹災者を収容する 市社会局の計画
85日 読売 愈よ着手する市の小住宅 月島、玉姫、三の輪、猿江御料地に 併せて千五百戸
85日 国民 深川の小住宅 一部は来月竣成 ぽつぽつ各方面とも
927日 時事 月島小住宅が来月 漸くの事で一部出来 ここへバラック住民を収容
927日 朝日 早い所は十月には落成 市の小住宅千五百戸 バラック民の移転の為め
927日 読売 漸く出来る小住宅 来月月島と三の輪に
927日 国民 市営住宅はぽつぽつ竣成 家賃は一畳一円二十銭位 三ノ輪は商店向に
1015日 読売 月島に出来た市営住宅 二十日から申込みを受付く
1015日 日日 月島小住宅 家賃は十円内外 四百二十四戸
1120日 時事 道路と公園の敷地へ市が迂闊に建てた百五十戸 折角今月末に竣工の三輪の小住宅 八万五千円もふいに取壊しの運命
1120日 報知 市の調査の粗忽から取壊される市営住宅 落成した三輪の百五十戸 区画整理に引かかる
1120日 日日 建てたばかりで取壊す 三輪の市営住宅 道路と公園計画を知りつつ建てた 市の大失態暴露す
1120日 国民 新築の市営住宅 百余戸を取り壊し 三ノ輪に建てたばかりだが小公園と道路の敷地と判って
1126日 国民 三輪バラックに当分住める 換地が決定する迄 更めて借家申込を受付く

1925(大正14)年
210日 時事 真砂町と猿江住宅 何れも申込受付
210日 国民 住宅申込の受付 真砂町の二十七戸
220日 朝日 家賃十八円の西洋長屋開き 屋上は井戸端会議をうつして大洗たく場 二十二日から貸付を開始
35日 時事 小住宅を建てて バラックの整理
48日 都 バラックから新しい住宅へ 三の輪は自発的に周囲の掃除 猿江裏にハイカラな文化式 晴々した生活ぶり


1926(大正15)年
210日 時事 真砂町と猿江住宅 何れも申込受付
923日 朝日 府が百万円で不良住宅を買収 新たに府営住宅を建設 市外に集団する六千三百戸
58日 読売 藪から棒に 市営住宅の追い立て 三の輪から月島にやられては大変と住民と市議憤り出す


【 同潤会再考 】 参照新聞記事一覧 同潤会直接関連 主に設立前後

高橋 幹夫 【 同潤会再考 関東大震災被災者住宅供給と義捐金浪費 】 ( 20120610発売予定 )

■■■ 参照新聞記事一覧 同潤会 直接関連記事(主に設立前後) ■■■




1924(大正13)年
27日 読売 小住宅一万戸建築 バラック移転の便法 目下敷地の研究中
36日 やまと 砲兵工廠跡に目をつけて 一千万円で内務省がアパートメントを建てる
39日 時事 低資二億円で小住宅復興の計画 社会局の立案
317日 時事 義捐金処分方法 小住宅建設其他
317日 報知 閣議で決定した義えん金処分方法 震災救護事務局廃止
318日 報知 千万円を投じて一万戸の小住宅建設 閉鎖する震災救護局が義捐金の残額で おそくも秋までには出来る
319日 都 義捐金の残額一千万円で小住宅を建築 外に老廃者の収容所をも 震災救護事務局は本月で廃止
327日 日日 財団法人を組織し小住宅を建てる 義捐金中の一千万円を基金として
327日 国民 住宅政策を確立せよ
330日 報知 震災救護局はいよいよ廃止 余った金が二千万円 いろいろな社会事業
47日 朝日 法人組織で建てる 八千戸の新住宅 多くは郊外へ集団的に バラック民以外には貸さぬ
47日 国民 千二百万円を支出して 約一万の公営住宅 本月中建築着手近郊の地に バラック在住整理
411日 やまと 残存の一千万円で八千戸の小住宅を建てる 東京に三千五百戸 横浜に千五百戸 救護事務局に集まった金の使途決る バラック住民に貸す
414日 読売 理想と迄は行かなくとも 田園都市の目論見 住宅緩和の為め 社会局にて立案中
418日 都 小住宅の財団は目鼻が付かぬ 一千万円を抱きながら敷地も定款もまだまだ
419日 国民 一万戸の小住宅と共に大救護機関を建設す 震災義捐金処分の具体案成る
419日 朝日 震災義捐金に依る 社会的事業決す 小住宅授産場などを郊外に
419日 日日 小さい家を 約一万軒建てる 内務省社会局の公営住宅 新築具体案内容
4月23日 国民 郊外に小住宅 一千戸建てる 公営バラック居住者を移転 財団法人の組織で
423日 やまと バラック住民へ住宅を供給 先づ二千戸を建築
53日 やまと 震災善後の社会事業機関 義捐金千百余万円で 新に財団法人を組織する
54日 報知 住宅緩和に 市内にアパートメント 郊外に田園都市 内務省社会局の計画決る
5月7日 国民 バラック居住者の為 小住宅一万戸を建設 財団法人『同潤会』の手で
520日 都 一千万円の大金が金庫にうなる 小住宅建造の陣立は整っても 同潤会に許可が下りない
530日 時事 世帯一万を安定する 小住宅建設計画 財団法人「同潤会」の設立
530日 国民 一万の世帯に住宅を提供する 不具者の収容所や授産場も 一千万円で同潤会の新事業
530日 日日 盲にも仕事を仕こむ「同潤会」 震災義捐金の使い残りで設置
531日 時事 世帯一万を安定する小住宅建設計画 財団法人同潤会の設立
612日 日日 寄付金の残りがまだ五百万円 救護事業は一段落 之からは小住宅の建築
629日 大阪毎日 八千戸の住宅建設 同潤会評議員会
629日 時事 八千戸の住宅建築 労働教導機関も設置 同潤会第一回評議員会
629日 朝日 住宅八千戸建築 同潤会の新事業 具宅的段取を決定
629日 日日 住宅八千戸建設 労働教育実施 同潤会評議員会の決定
724日 朝日 同潤会の住宅経営 評議員会で土地買収と決定
724日 報知 同潤会の手で三千戸 建設に決る 住宅難緩和に
724日 読売 住宅建設の方針が決した 同潤会の評議員会
103日 朝日 市内外に二千戸 同潤会の仮小住宅 昨日評議員会で原案可決
1024日 朝日 洲崎埋立地に仮住宅を二百戸 バラック民収容の為め
1024日 報知 家賃五円 小住宅二百戸 同潤会で洲崎埋立地へ建てる
1024日 日日 八畳一間の仮住宅二百戸 同潤会が洲崎へ建築 バラック整理の一助として
1024日 国民 同潤会で洲崎に バラック二百戸建築 十一月中に竣成して 集団バラックの移転地とする
1030日 日日 集団バラックの移転先お流れ 市会流会のトパッチリで 新に敷地を物色中
1031日 国民 笹塚の住宅に罹災者を 差当り天幕張で
114日 朝日 小住宅千八百戸 同潤会が申込受付け 浜離宮罹災者は至急収容
116日 報知 家賃は五円 同潤会の小住宅 二千戸が近く落成 けふから申込みを受ける
116日 読売 愈よ出来る小住宅 月末には全部竣工する
116日 日日 同潤会の小住宅 けふから受付ける
116日 国民 同潤会の小住宅 六日から申込受付 家賃は五円と十円
11月6日 朝日 毛布三枚付き電燈料も 其他も入れて家賃五円 次々竣工する同潤会の小住宅
1118日 朝日 職業紹介所や託児所 実費診療所等も置く 同潤会仮住宅地の建設
1119日 時事 折角の小住宅も申込みは一向ない 貸家貸間の紹介は好成績
1120日 朝日 毎日申込が多い 同潤会小住宅
1120日 読売 二千戸の仮住宅 貸付けを始む
1120日 日日 同潤会仮住宅 大景気 バラック以外からの申込は拒絶
1121日 朝日 猿江を希望し 深川区内のバラック民 立退延期陳情
1121日 朝日 離宮跡罹災者 漸く処分終る
124日 報知 いよいよ一掃される 各所の集団バラック この二十五日と来月半の二回に 引越し先きは同潤会の小住宅
12月5日 朝日 先づ九百九十三世帯に 同潤会小住宅

1925(大正14)年
14日 国民 同潤会の小住宅 更に十箇所へ新築する
218日 報知 あたら一千戸が立ち腐れの勿体なさ 不用意と不親切の設計から 同潤会大あわて
49日 日日 同潤会の住宅 千三百戸が落成 ここの家賃を市内外の最低家賃の標準にする
411日 朝日 三千五百の住宅落成 同潤会落成式
411日 読売 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 時事 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 報知 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 内外商業 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 中央 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 日日 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 国民 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 やまと (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 万朝報 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
411日 都 同潤会の小住宅 敷金二つで家賃も安い けふから一般罹災者へ貸付く
412日 都 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
412日 二六新報 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
412日 都 評判の悪い同潤会の小住宅 不便で家賃が高くて どこもがら空きで苦しい宣伝
412日 読売 数千戸の小住宅がガラあき 交通不便で入り手がない 面食っている同潤会
412日 やまと 渋谷、青山、本所に三階建のアパートメント 郊外小住宅を完成した同潤会の第二の仕事 ※写真あり「落成した岩淵小住宅の全景」
412日 やまと 市社会局の名案も結局立腐れ 集団バラック民立退き場 建設の計画不許可か
412日 万朝報 気前のいい同潤会 住宅二千戸を建てつ放し 不便なのと家賃が高いので 借り手は一人もない
413日 中央 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 時事 (公告)震災不具者のために
416日 報知 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 読売 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 朝日 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 内外商業 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 国民 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 国民 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
416日 万朝報 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
417日 時事 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
417日 中央 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
417日 日日 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
417日 二六新報 (広告)同潤会住宅一般貸付開始
417日 やまと (広告)同潤会住宅一般貸付開始
419日 朝日 出来上った小住宅 同潤会一三年度の三千四百余戸
419日 読売 遠方御苦労の小住宅出来上る 同潤会の第一期計画 総計二千四百二十戸 ※写真あり「同潤会の貸家」
419日 国民 失業保険法を定め住宅四千戸を建てる 千五百戸分の大アパートメントと普通住宅二千五百戸を市内に 内務省社会局の本年度事業決る
419日 中央 遠くて駄目な同潤会の小住宅 二千余戸が出来上ったが結局は建ち腐れか ※写真あり「同潤会の貸家(写真は店舗住宅)」
421日 読売 サアサア今度は近い 青山と柳島に小住宅 二百戸宛のアパートメントを 同潤会第二期の計画
423日 二六新報 同潤会の住宅 郊外に出来た安い借家 自動車で記者達の視察
424日 二六新報 今年は市内に アパートメントハウス 同潤会の新住宅新経営
426日 万朝報 立腐れの小住宅 今日迄の申込み僅か四百戸 案に相違の同潤会
428日 時事 同潤会が投出した二千四百戸 借り手が少なく、制限を一切引込める 市住宅の二十七戸には反対に二千人 郊外を引揚げてドシドシ市内へ
58日 朝日 こんどは市内にアパートメント建設 既に決定した三箇所 同潤会が第二期事業として
63日 時事 家賃二割五分 思い切って引下げ 三千戸近い空家を抱へ 同潤会が最後の奮発
63日 朝日 同潤会が率先し家賃大直下げ 郊外七千戸全部に平均二割五分づつ
626日 朝日 用地も定まった アパートメント建設 山手下町向き向きに 今年中には大部分完成
84日 朝日 開館の式間近し 巣鴨の同潤啓成社 本月下旬には落成して
827日 国民 大震災義金残額 処分方法決まる 同潤会住宅資金補助三百万円 其他公共事業に補助
827日 朝日 震災寄金の残高 七百万円の仕末 いよいよ昨日の閣議で決定
828日 朝日 思設けぬ三百万円で同潤会の大計画 鉄筋三階のアパートメント 八百戸を建設して 貧民街を一掃する意気込み 市では更に新しい出世村 頂戴した六十万円で深川古石場に 近く具体案を決定して
828日 読売 条件付の三百万円で同潤会の罪滅し 労働者や月給取のため市中でアパートメントを建てる 今まで建てた長屋は鼠の巣
9月28日 国民 三百万円を資本に融通せよ 堀ノ内同潤会バラック民が内務省へ陳情
108日 読売 サラリーメンに郊外住宅を提供 ふるわぬ住宅組合法のおぎないに 同潤会が二百戸建てる 小住宅細民住宅は明年中に
1211日 内外商業新報 住民に住み家を無代進呈する醜態 それでやっと引越してもらふ ガラ空姿でつひに立腐れ 失敗の同潤会住宅 ※写真あり「末路あはれな同潤会住宅」

1926(大正15)年
519日 朝日 アパートメント申込受付 二十日から 中之郷と青山を
520日 朝日 素晴らしい申込み 同潤会の貸住宅へ ※写真あり(「アパート貸付申込」等と書かれた幕?と人々)
624日 日日 参政婦人やら熱心な敬神家など 同潤会の文化アパートに群らがる申込者
814日 日日 子福者虐待 同潤会アパートメントの抽選に非難の声
818日 時事 卵色三階建 すべてハイカラな設備 住馴れる迄は一辛抱 来月一日開業 青山のアパート ※写真あり(青山アパート外観)
106日 読売 追々は塞がる同潤会の住宅 郊外は空家札のベタ貼だが アパートは申込殺到
1126日 時事 独身者殺到 渋谷アパートメント 婦人は危ないから断る けふから受付開始で大繁盛

1928(昭和3)年
111日 読売 感じ優しくモダンな独身婦人のアパート 室数百二十五 小石川高師前に ※写真あり「きのふ社会局で出来たての同建築の模型」

1931(昭和4)年
51日 朝日 素晴らしいアパートの人気 一年も前から申込まねば入れぬといふ景気
65日 朝日 新しい高層建築に 貸アパート流行 同潤会住宅の向ふを張って 下町生活の一転機
115日 朝日 六十万円を同潤会へ貸付け 第二期の計画立案
1112日 朝日 同潤会住宅 抽せん 五十人で一戸を争奪

1930(昭和5)年
43日 朝日 独身婦人の受付開始 同潤会アパート五日から


1933(昭和8)年
113日 読売 改善か改悪か 畳とコルクの比較 新に出来る同潤会のアパート

1934(昭和9)年
218日 読売 (公告)無料住宅相談
59日 日日 アパート生みの親 同潤会の十周年 店子を招待しお祝ひ
520日 朝日 東洋一アパート 至れり尽せり百万円もの 大曲の新偉観成る ※写真あり「出来上った豪華アパート」
523日 都 産業住宅も建設 同潤会の十周年記念事業 けふ模範者を表彰
524日 読売 同潤会の十周年祝賀会 ※写真あり「同祝賀会」
724日 大阪毎日 便利・経済 日本一のアパート 住宅文化史にエポック
725日 万朝報 日本一のアパート 二十九日賑々しく蓋開け ※写真あり「同アパート」
725日 都 日本一を誇る江戸川アパート 定員二百六十世帯に三千余名の申込み ※写真あり「同アパート」
725日 中外商業 日本一のアパート落成 ※写真あり「同アパート」
725日 二六新報 正にアパート時代 十余倍の申込み殺到 ※写真あり「同アパート」
725日 やまと 日本一のアパート落成 ※写真あり「同アパート」
730日 日日 夢を生む アパートの下検分 ※写真4枚あり(内覧の様子?)
730日 報知 生活の安息所を求め江戸川アパート展賑ふ ※写真あり「つどへる生活人」
88日 新しいハナ婆さん 大アパート申込者から見たおもしろい近代相

1935(昭和10)年
520日 朝日 電気の家サヨナラ アパート住ひ 山本博士も安部式